午前中に駅まで新幹線の払い戻しに行った。寒いとはいえ晴れていて、冷たい空気が爽やかで気持ちがいい。それなりの手数料を払うときにはちょっと残念な気分になったけれど、帰り道をずんずん歩いているうちに気が軽くなってきた。家についたら早速ホテルをキャンセル。それからすぐにまた、犬の散歩に出た。

 そうだ、ワンコとも一緒にいられるし、雪の一日、家にこもっていられるなんて、ああ、なんて素敵なんでしょう。こうなったらちゃんと降ってよね、雪。『自負と偏見』(ジェーン・オースティン / 訳・中野好夫)を読んでいるのだけど、訪問した他人の屋敷で風邪をひいた年頃の娘がなぜそのままその家で養生したり、そこへ家族が見舞いに行ったりするのか、どれほどののか……などなど、どうも今ひとつイメージが湧いてこない。
 そこで、なんとなくの記憶を便りに「hulu」で探したら、BBCが制作したコリン・ファース主演の『高慢と偏見』というテレビドラマがあったので、一話だけ観てみた。一話だけと言っても1時間半少しの長さだったので見応えがあり、ちょうどわたしが本で読んだ辺りのところで切れたので、なるほどなるほど、では続きは後にしましょう……ということでそこまでにした。これからはダーシー=コリン・ファースで読み進めることになるのかな。

 その後、お昼を食べながらのんびり眺めたい(つまり字幕じゃないものが観たい)と思って『しあわせのパン』(大泉洋・原田知世)を観たのだけど、途中で猛烈に眠くなって脱落。

 朝からそんな風にだらだら過ごしていて、ひょっとしたらわたし、体調悪いのかしら? と思い当たって慌てて否定したんだけど、やっぱりどこか平常じゃない気がする。お腹の感じとか、頭の重さとか……とにかく動きたくなくて。

 寒いなーと思ったら雪が降っていた。寒気じゃないよね。

 ところで「hulu」を契約して数ヶ月経ったけれど、途中まで観て視聴が止まっている海外ドラマがたくさんある。あれもこれもと一、二話かじってみては、続きはまた今度でなかなかない。(というか、ひとつひとつが長い!!)

 時間に合わせたり録画予約する必要もなく、いつでも観たいときに観ることができると思うと、今じゃなくてもいいかということになってしまう。でも「好きなときに観れる」(TVじゃなくてもPCでもスマホでも)はやはり魅力だし、借りて来たときのように、早く観なくちゃ返さなきゃというプレッシャーがないのは助かっている。もっとも新しい映画などはないので、TSUTAYAさんとの縁も切れないのだけれど。